マインド

40代で仕事のやる気が出ない人におすすめ。「人生は仕事が10割」から得るモチベーション回復のヒント

最近、小玉歩さんの『人生は仕事が10割』という本を読みました。

タイトルだけ見ると、

24時間働けますか?

みたいな話に見えるかもしれません。

でも、そういう意味ではありません。仕事をフルマックスで詰め込もう、という話ではなく、仕事は生きがいややりがいにかなりつながっている、という内容でした。

これが個人的に、かなり面白かったんです。

というのも、私自身、最近少し仕事へのやる気が戻ってきた感覚がありました。

何か大きな出来事があったというより、仕事の見方が少し変わったことで、もう一度前向きに動ける感じが出てきたんです。

最近、SNSでもミッドライフクライシスという言葉を見かけることがあります。

若い頃は、目標を作って、それを達成して、ドーパミンが出て、また頑張れる。そういうサイクルで動ける時期があると思います。

ただ、40代くらいになってくると、それだけでは動きにくくなることもあります。

もちろん目標達成は大事です。でも、若い頃と同じように「もっと上へ」「もっと達成を」と思うだけでは、以前ほど燃えないこともある。

そういう時に、仕事をどう捉えるか。

今回読んだ内容は、そのヒントになるなと思いました。

FIREよりも、働き続けるという選択

本の中で面白かったのが、FIREについての話です。

FIREというのは、経済的自由を手に入れて、働かなくてもいい状態になることです。

たとえば資産を作って、運用だけで生活できるようになる。あるいは、仕事をしなくても収入が入る仕組みを作る。

それ自体を否定するわけではありません。

ただ、FIREした人の中には、数か月で飽きてしまったり、むしろ以前よりやる気や喜びがなくなってしまったりする人もいる、という話がありました。

一方で、年齢を重ねても元気に働き続けている人もいます。

その違いは何か。

一つは、好きなことで人の役に立っているかどうかだと思います。

好きなことは、タイパやコスパを超えて動ける

好きなことをやったほうがいい。

これは以前から、私自身も感じていることです。

好きなことは、結果がすぐに出るかどうかをあまり気にせずに動けます。

タイパやコスパを細かく考えすぎなくても、とりあえずやってみることができる。

そして、動いたら一定量をやります。一定量をやるから、結果的に成果も出やすくなります。

だから、仕事でも人生でも、好きなことを選ぶのは大事です。

ただ、年齢が上がってくると、そこにもう一つ必要なものがある気がします。

それが「貢献」です。

「他者のために燃える火は消えない」

本の中で、特に印象に残った言葉があります。

他者のために燃える火は消えない

文章だけ見ると少し重い感じもしますが、意味としてはすごく腑に落ちました。

自分のためだけに頑張る場合、自分が満たされたらそこで終わります。

たとえば、欲しかったものを買う。行きたかった場所に行く。達成したかった目標を達成する。

もちろん、それも素晴らしいことです。

でも、自分一人が満たされたら、次の火が少し弱くなることもあります。

一方で、他者のために動く場合は終わりがありません。

お客さんの問題を一つ解決したら、次のお客さんがいる。スタッフが働きやすくなるように改善したら、また次の課題が出てくる。

人の役に立つことを喜びにできる人は、年齢を重ねても元気に動き続けられる。

これは、すごく納得感がありました。

数字だけを見ると、調子が悪くなる

もう一つ、個人的に刺さった話があります。

著者の小玉さんは、私にとってマーケティングの先生でもある方です。

16年会社を経営してきた中で、不調に落ちる時には毎回同じ特徴があったそうです。

それは、効率を追いすぎていた時期。

人との関わりを減らして、数字だけを見ていた時期。

逆に復活する時は、必ず割に合わないこと、つまり人と直接向き合うことから始まっていたそうです。

これは最近の自分にも、かなり当てはまりました。

ありがたいことに会社が伸びてきて、人も増えてきました。

そうなると、数字を見ないとわからないことが増えます。

営業利益をどう出すか。どのくらい数字を作るか。どこを改善するか。

経営をする以上、数字を見ることはもちろん大事です。

ただ、数字だけを見ていると、やっぱり調子が悪くなる感覚があります。

数字は見たほうがいい。

でも、数字だけを見ない。

スタッフにとって良くなるようにする。お客さんにとって良くなるように改善する。目の前の人と向き合う。

結局そこに戻ってくるんだなと思いました。

働くとは、そばにいる人を楽にすること

もう一つ面白かったのが、「働く」という言葉の話です。

働くという言葉は、「傍を楽にする」という語源だと言われることがあります。

傍というのは、そばにいる人のことです。

つまり、そばにいる人を楽にする。

欧米の「work」には、頑張る、苦労する、というニュアンスがあるそうですが、日本語の「働く」には、人のために動くような精神性が含まれている。

この違いは面白いなと思いました。

仕事というと、つい「成果を出す」「売上を作る」「効率を上げる」という方向で考えがちです。

もちろんそれも大事です。

でも、その根っこにあるのは、

誰を楽にしているのか

誰の役に立っているのか

なのかもしれません。

仕事の中に、これからの喜びがある

イキイキして働いている人は、やっぱり魅力的です。

そういう人たちは、単にお金のためだけに働いているわけではないと思います。

好きなことをしている。

そして、その好きなことで誰かの役に立っている。

この組み合わせがあるから、年齢を重ねても燃え続けられる。

若い頃は、自分のためだけでも頑張れます。

でも、40代以降は、自分のためだけでは少し燃えにくくなるのかもしれません。

だからこそ、仕事をただの労働として見るのではなく、

自分は誰の役に立ちたいのか

何を改善すると、目の前の人が楽になるのか

と考えてみる。

これは、今後の人生の指針になるなと感じました。

人生は仕事が10割。

それは、仕事だけして生きようという意味ではなく、仕事の中には人生の喜びや生きがいがかなり含まれている、ということなのだと思います。

まずは、今の仕事が誰を楽にしているのかを一度考えてみる。

あるいは、数字だけで見ていたものを、もう一度「人」に戻して見てみる。

まずは一つでもいいので、ぜひ試してみてください。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP